親御さんだから子供の性格を理解出来るというお話をしましたが
性格だけでなく、生活も理解してあげる事が出来るということも、触れておきたいと思います
そこからも親御さんならではの指導の方法と言うのが見えてきます
同時に陥りやすい問題点も見えてきます
親御さんは子供の生活を良く理解しています
何時に起きて、何をして、いつ勉強して・・・というように殆ど管理下に置いていると言っても過言では無い位の状態です
だから、子供が勉強する余裕があるのか無いのかは、すぐに判断出来てしまいます
子供が言い訳をしようとしても、勉強する時間位いくらでもあるように思えてしまいます
だからこそなのですが
勉強に対する『言い訳』を受け止めてあげる度量が必要です
『言い訳』というと悪く聞こえます
勿論、『言い訳』をせずにやるのならそれが一番良いのですが
『言い訳』を聞いてもらえないと、理解してもらえていないと感じてしまうのです
子供の生活にとって勉強は全てでは無いですし
正直言って、多くの子供の中では優先すべき自由ですらない事が殆どです
そういう中で勉強を最優先するような生活を、親御さんが子供に押し付けても反発を生むだけなのです
状況に対して理解を示してあげて、じゃあどうするのかというのを考えさせる方が重要です
例えば、「部活の練習が遅かったからしんどい」と言って来たとしましょう
これで「ゲームしなければ良いでしょ」と言っても喧嘩になるだけです
「じゃあ○○○と△△△だけでもやっといたら」と言えばどうでしょう
子供も一応の譲歩は引き出せたわけですから、自分の意見を理解してくれているという事は分かります
喧嘩にならずに机に座って、子供と向かい合う事が出来るかもしれません
親御さんは子供の事を理解しているがゆえに
子供の逃げ道をふさいでしまう事があります
逃げ道をふさぐことで頑張れるのならばいいですが、多くの場合はそうではないでしょう
実際には逃げ道をふさいでしまう事で、やる気をそいでしまうケースの方が多いはずです
勉強をさせたい親心は大切ですが
それにこだわり過ぎて子供とのコミュニケーションを拒否していないかどうかに気をつけて下さい