予習は重要ですが、やり方が難しいというお話をしました
逆に言えばやり方さえ身につければ、効果を発揮しやすいという事です

では、やり方を説明していきましょう

予習をやる時に一番大切なのはどこまでやるのかと言う事をはっきりとさせておく事です
予習の難しさは、まだやっていない内容をやるという事もさることながら、
何を出来るようになれば終わりなのかと言うのがはっきりしない点にあります

予習をして、自分でテキストの問題が全て解けるようになるのであれば、授業が必要なくなってしまいます
それではかえって予習の価値がありません

予習の目的が授業を理解することである以上そこまでやる必要はないわけです
目安としては
・概ね次の授業でどういった内容をやるのか理解できている
・テキストに書いてある内容で、分かる所と分からない所の区別がつく
・前提となる既出の内容が分かっている(分からない場合は復習する)
という状態になるのが、予習のゴールです

この状態で授業を受けに行けば、
授業を聞くポイントがはっきりしていますし、授業を受けるために理解しておかなければいけない所のチェックも出来ているので
授業がより深く理解出来るでしょう

難しいのは、どの位勉強すればその状態になるかと言う事です

お勧めのやり方は『テキストを音読』しておくというやり方です
とりあえず目的の何割かは達成できるはずです
その上でさらにやるのであれば、その前提となる単元の復習位でしょうか
その先は授業中にやればよいのです

予習で一番良くないのはやりすぎです
やりすぎると、授業の内容と重複してしまい、かえって時間の無駄になってしまいます
それが予習の難しさです

どこまでやるのかをはっきり決めて、それを確実に行うようにしましょう